根性の営業日記5/15

 今日は朝からお客様の契約更新通知の作業に着手することにする。賃貸管理担当として大切な仕事の一つは契約の更新作業。この業界は居住用物件に関しては大体2年ごとに賃貸借契約の更新という慣習がある。もちろん更新料なしを売り物にしている物件もあるし、URの賃貸物件はそもそも更新契約がない。ちなみに駐車場契約と当社が現在推し進めているレンタルボックスは1年ごと、事業用物件は3年ごとの契約更新だったりする。
 なんで契約の更新なんぞ必要?と思われる向きもあるかもしれない。でも、人間の境遇なんて数日で大幅に変わるもの。自分にとってはこの人しかあり得ないと今は思える恋人であっても、数日後にはお互いに別々の道を歩むことなんてざらにある話である。
 話が脱線したが、この契約更新、新米の自分は一つの”仕切り直し”であると理解している。
 入居者も2年というスパンにおいては当然生活環境その他が大きく変わることもあり得る。いつの間にか奥さんに逃げられていた気の毒な旦那さんの話もそれはそれはたくさんある。突然の失業なんてこちらも身につまされる話である。病気になって長期入院で急遽奥さんが働きに出るなんてケースもある。連帯保証人として頼ることが出来た方がお亡くなりになったり、破産してしまったなんてこともあり得る。大家さん側の事情もまた然りである。しかし、入居者と大家さんとの信頼関係で成り立っているのが住まいの賃貸借である。現在は、不動産屋が大家さんに代行して管理している場合が多いのでそのような意識は確かに希薄であるかもしれない。だから余計に、2年ごとに互いの事情を勘案に入れつつ仕切り直しをするというのは、かなり良い仕組みではないかとそのように思うわけである。落語でも、長屋の大家と店子の”微妙な(笑)”関係をネタにした噺はそれはたくさんあるわけで、昔から互いに口では”馬鹿”にしつつも実は強い信頼関係で結ばれていたと言うのがよく分かる。
 もちろん、更新料というものが発生するので出来ればそのようなものは払いたくないというのが人情。でもこれは、大家さんに対する”これからもよろしくお願いします”といったお礼の意味で古くからの美徳と考えるしかないと思う。判例でも、賃借人による更新料なぞ不当であるという訴えに対して、更新料が存在することによって賃貸人は月々の家賃を低く抑えることが出来ているという理由から正当であるという判断をしている。確かに不動産屋が介在する現在では大家さん&不動産屋の手数料の意味合いが大きいかもしれない。でも不動産屋は手数料収入で何とか食べてるので、入居者の方が不満も言わずにお支払い下さっていることには感謝の気持ちで一杯である。大家さんも同じ気持ちであると思う。居住者の方々これからもよろしくお願いします。
 考えてみれば、年ごとの”記念日”をとても大切にされているご夫婦も、プロ野球の選手の契約の更改も別の形の”仕切り直し”なのかもしれない。学生時代は進級とかクラス替え、あるいは入学・卒業で毎年仕切り直しが出来たのかもしれないが、大人になるとそのような気持ちを入れ替える機会を得ることはなかなか難しいものである。

 さて、その作業中の午前中に熟年ご夫婦が来店してくださり、コンテナをご契約。真っ赤なスポーツカーに乗ってこられ、実にお若い。独り者のHとしてはこのようなご夫婦みたいになりたいなあ、と羨望の気持ちを持ったりしたわけである。

 ところで、Yねえは先日の書き込みから洞察できるとおりすっかりカラオケづいており、店内で一日中かけている有線放送に合わせてずっと歌っている。よっぽど楽しい経験だったんですね。人類愛に満ちたYねえはその幸せな体験をあらゆる人に分け合いたいと考えており、先日から何とかカラオケでHを歌わせようと画策しており、現在は別業界へ羽ばたいたHの大師匠と管理物件のオーナーさんとカラオケ大会まで企画中で、それまで”行かなければならぬのか。”という気持ちだったHも徐々に”行かずばなるまい。”という心境に変化しつつあるのが大変に怖い。Yポンは事務全般&債権回収のプロにとどまらず、実は洗脳のプロかもしれない。(急に発声練習を始めた見習いH)

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